若年離婚に比べ熟年離婚は、離婚後の事に対する不安が多くあると思います。
離婚後の生活では金銭面、老後など様々な不安があります。
そこで今回は、その不安を解消するにはどうしたら良いのかを紹介します。
熟年離婚後の生活
生活に不安がある理由の1つ目は金銭面です。
熟年離婚というと50代や60代が多いため、自立して新たに働き始め、その給料で生活するというのは難しい年齢になります。
なので、離婚でどれだけのお金を受け取れるのかを知る必要があります。
離婚で受け取れるお金3つ
①財産分与
財産分与とは、婚姻中に築いた財産の総額の半分を受け取れる権利です。
例え配偶者の名義であっても、婚姻中築いた財産は全て共有財産とみなされます。
なので、事前に財産の総額を調べておく事が大切です。
②年金分割
婚姻中に収めた厚生年金は、夫の合意があれば最大で50%まで受け取れる権利があります。
しかし、あくまでも夫の合意が必要となるので、最大額受け取れるとか限らない事を注意しましょう。
③慰謝料
これは離婚の原因や経済状況に変わってきますので、全ての人には該当しません。
離婚の理由を明確にし、事前の準備が大切になるでしょう。
離婚後の老後
離婚後どのように生活していくかを、事前に計画しておく事が大切です。
「離婚後は1人で生活をするのか、それとも同居を望むのか、同居は可能なのか、体が弱くなってしまってからはどのように生活していくのか」など、先の事を考え子供や身内のいる方は離婚前にしっかりと相談しましょう。
先に決めておく事で、本人の安心感はもちろん、周りの人達も安心させる事ができます。
まとめ
熟年離婚は事前の準備や計画をすることで不安を軽くすることができます。
「もう子供も自立したし自由になる」という勢いだけでは難しい事です。
熟年離婚を考えているのであれば、一度冷静に離婚後の事を考えてみる事をお勧めします。