熟年離婚とは、20年以上連れ添った夫婦が離婚することを指します。
なので、熟年離婚のきっかけとして、子供の年齢も大きく関わってきます。
子供の成人や結婚を機に離婚に踏み切る母親が多いのは親心からなのでしょうか。
母親として熟年離婚に踏み切るきっかけとは、何なのでしょうか。
熟年離婚をしたとき、子供は親に対してどう思うのでしょうか。
第二の人生の始まり
子供が成人し結婚したあとは、母親としての役目は終わりと感じる妻が多いようです。
そのため、子育てが終わり母親業も終わり、女性として第二の人生を始めたいと考えるのでしょう。
しかし、子供が新しい家庭を持ったとしても、子供にとっては母親には変わりありません。
熟年離婚をしたことにより、子供とのつながりが希薄になってしまう可能性もあります。
母親の女の顔は子供としてはあまり見たくはないものですね。
熟年離婚をしたからといって、若かったころのもどれるわけではありません。
自分の老後のためにも、母親の気持ちは失くさないようにしましょう。
理解できる娘と理解できない息子
同じ女性の立場から、娘は熟年離婚をした母親に共感できるというケースが多いです。
反対に、息子は根本的な考えが男性主幹なので、こんな年になってから…と熟年離婚を理解しがたいようです。
ですが、息子は一緒過ごした時間が長い母親の味方に付く場合が多いので、子供の中では全面的に父親が悪者となり、母親がかわいそうとなってしまいます。
そうなってしまうと、離婚後の父親は一人ぼっちになってしまいますね。
熟年離婚とはいえ、20年以上一緒に過ごした家族なのですから、別れることになっても子供との関係は良好でありたいものです。
子供に熟年離婚の原因を話すときは、どちらかが悪者になるような物言いはやめるべきでしょう。
まとめ
熟年離婚は、子供が大人の事情をよく解っているので、そのぶん伝える際には注意が必要です。
子供にとって親はいつまでたっても親です。
子供には財産相続の権利もあるので、離婚したからといって父親と全くの無関係になってしまわないようにしましょう。
離婚するならば円満離婚に越したことはありません。
父親、母親双方で子供への伝え方や離婚後の財産分与や相続の際に渡せるものを明確にしたうえで、書面に残しておくのがベストです。
離婚したことで得る新しい人生が楽しいものであるように、子供への対処はしっかりしておきましょう。