熟年離婚は妻が切り出すケースが非常に多いようです。
それも、夫は全然離婚なんて考えていなかったのにいきなり妻に三下り半を突き付けられたというパターンもあるようです。
奥さまも、昨日今日熟年離婚を決意したわけではありません。
我慢に我慢を重ねて、何かの拍子にプツンといってしまう引き金があるはずです。
妻に、この年になっていきなり熟年離婚を叩きつけられたなんてことにならないように、生活の中での妻の変化を探っていきましょう
子供の独り立ち
子供が成人し、自分の役割がわからなくなる女性は多いでしょう。
今までは母親としての役割が生活の大部分を占めていましたが、母親の役目も終わり妻として夫だけのために存在する自分に違和感を感じる妻もいるのではないでしょうか。
いままで子に向けた愛情の行き場がなくなり、自分の存在意義を見出せなくなりうつ状態になったり、果ては不倫に走る妻もいるようです。
熟年離婚を防ぐには、常日頃妻に愛情を感じさせることが大事でしょう。
毎日一緒に生活していくうちに、いることが当たり前になりがちですが、母親ではなく妻として、女として見ていることを伝えましょう。
あなたは妻のことを名前で呼んでいますか?
「お母さん」や「ママ」ではなく、一人の人間として名前で呼ぶようにしましょう。
舅、姑との関係
自分が40代にもなると、だんだんと両親の老いも感じてきます。
自分の両親の介護だけではなく、義両親の介護となるとやはり妻にとっては責任が重いでしょう。
老後にいきなり同居を迫る親もいるのではないでしょうか。
いきなり同居となると生活も一変し、家の中で妻がリラックスできる空間が失われてしまいます。
そんな生活では、自由を選んで熟年離婚を視野に入れてしまいます。
別居している家庭は、いきなり同居になるなんてことがないように、自分の老後とともに親の老後環境も整えておくべきでしょう。
毎日同じことの繰り返しの日々
専業主婦の場合、毎日決まった時間に起き、決まった時間に決まった行動をとるものです。
自由で楽な生活をしているくせに…なんて考える夫もいますが、実は常に時間に縛られているのです。
主婦業も一つの仕事として認めてあげることで、熟年離婚をいきなり切り出される可能性が少なくなるでしょう。
そもそも、自分のやることと、相手のやることを比べてしまうから感情がすれ違ってしまうのでしょう。
結婚したからには夫も妻も、相手に見返りを求めるような生活をしてはいけません。
お互いが思いやって、結婚当初の気持ちを持ち続けることが熟年離婚の予防になるでしょう。