熟年離婚という言葉を聞いても驚かなくなったように、実際に熟年離婚の件数はじわじわと増加傾向にあります。
離婚は結婚よりも何十倍も大変という言葉をよく耳にしますが、熟年離婚においても例外ではありません。
熟年離婚を考える時に必要なことを解説していきます。
熟年離婚後の生活は?
長年連れ添ってきた夫婦が離婚をするには様々な原因があります。
顔も見たくなくて早く離婚をしたいと思われる人もいれば、円満に夫婦で話し合い別別の道を歩むという選択肢をする人もいます。
もちろん、前者の方が多いかとは思いますが、理由はともあれ、離婚してもその後も人生は続きます。
感情で動くといい結果に繋がらない場合が多いため、一旦冷静に今後の人生について考えることが大事です。
どこに住むのかということだけで考えても、様々な場合があります。
現在の住まいが戸建てなのかマンションなのか?ローンは残っているか?などによっても、離婚の時に決めることは変わってきます。
また、今の住まいから引越しをして賃貸を借りる場合でも、引越代や最初にかかる費用など、出費はかさばります。
また、年代的にも、冠婚葬祭など交際費がかさむ時でもあります。
熟年離婚後、思い描いていた自由の生活が経済的に出来ないといったことにならないためにも、離婚時にしっかりと今後の人生設計を立てておく必要があります。
離婚時に決めておくこととは?
熟年離婚後も幸せな生活を送ることができるためには、離婚時にきちんと話し合いで決めておくことが大事です。
10組の夫婦がいたならばそれぞれ決め事は違いますが、最低でも財産分与・慰謝料が請求できる時には慰謝料・年金分割・子供が未成年の場合には、親権と養育費、面会交流などは決めておきましょう。
特に専業主婦だった場合、まとまったお金がなければその後経済的に苦しくなります。
専業主婦を長くしている場合、なかなか仕事をするのも大変な場合があります。
そこで、その点もきちんと話し合った上できちんと財産分与を受ける必要があります。
基本的に財産分与は、婚姻生活中にできた預貯金や財産を分割することになっています。
預貯金がないという場合には、手元に残るお金も少なくなるわけです。
もちろん財産分与だけを頼っても今後生活ができるわけではありませんが、足しにはなるため妥協せずきちんともらうようにしましょう。
幸せをかちとるために
女性の社会進出が進み、女性も社会で稼ぐことで生活をすることができるようになったことも熟年離婚が増加している原因です。
ただ、もちろん専業主婦が熟年離婚をするという場合もあるでしょう。
財産分与や年金分割といった必ずもらえるものはきちんと取り決めをしておきましょう。