熟年離婚が年々増加しています。
若年離婚の方が割合は高いですが、増加率は熟年離婚の方が高いと言われています。
そこで今回は、実際のデータから何故熟年離婚がなぜ増えているのかを紹介したいと思います。
熟年離婚
そもそも熟年離婚とは、50代60代の離婚だと思われている事が多いですが、一般的には20年以上婚姻関係にあった夫婦の離婚を指します。
熟年離婚の件数
2013年のデータでは、50代以上の離婚件数は約5万件でした。
1970年代はおおよそ5,000件だったので、今は10倍ほど増えた事になります。
急増した時期は2000年前後から急激に増加しました。
急増した原因
データにある2000年代はいわゆる、団塊の世代の定年退職者が多く、その子供たちが独立した時期でもあります。
この世代の人口が多いのも理由の1つですが「男は仕事、女は家庭」のような環境が多かったため、その不満などが子供の独立をキッカケに離婚に繋がった可能性があります。
それに、女性の社会進出が増えた時期でもあるので「結婚していなくても自分の働きで生活できる」といった状態の人が増えたのも原因の1つでしょう。
近年の熟年離婚
上記のような、長年の不満や子供の独立が今も主な理由ですが、DVや不倫なども理由としてとても多いです。
それに数十年前よりも、離婚しても生活できる環境(仕事や支援制度)が整った事や、熟年離婚の場合は特に、年金分割の制度ができた事も大きいでしょう。
まとめ
離婚に関するデータで「10年以上婚姻している方で離婚を考えた事がある」という人は、全体の6割で、離婚率は35%もあります。
もし、熟年離婚を考えている方は参考にしてみてください。