熟年離婚とは20年以上連れ添った夫婦の離婚の事です。
そのため50代60代での離婚が多くなるため、離婚してからは自立して生活すると言っても、年齢的にきびしいため、事前に離婚後の老後の生活も計画しなければいけません。
そこで今回は、熟年離婚までの老後対策を紹介します。
老後対策〜離婚で発生するお金〜
熟年離婚となると再び働き始めるのも難しいですので、離婚で発生するお金を理解しましょう。
①財産分与
婚姻期間中に築いた財産は、名義が相手であろうと全て折半されます。
なので、今現在の財産が総額でどれくらいあるのかを調べておく必要があります。
ちなみに財産分与は、もらえる物ばかりではなく、婚姻中に作った借金も分与する対象になる事と覚えておきましょく。
②年金分割
婚姻期間中に納めた厚生年金は最大で50%ずつ分割されます。
この制度は2種類あり、扶養者の合意が必要な合意分割と、合意が不必要な「3号分割」があります。
ここで大切な事は、厚生年金のみが対象になるので、企業年金などは対象外となるので注意しましょう。
それに基本的に相手の同意が必要ですので、必ずしも最大の額が分割される訳ではない事に注意しましょう。
老後対策〜離婚後の生活〜
熟年離婚となると年齢的に、いつ介護が必要になるかわかりません。
預貯金が沢山あれば良いのですが、そんな人ばかりではありません。
なので、協力してくれる身内や子供にはしっかりと事前に相談しましょう。
身内や子供にも自分の生活がありますので、急な対応は難しいものです。
今後何かあった時はどうするのかを、しっかりと相談して決めておく事が大切です。
まとめ
老後対策をせずに熟年離婚をしたために、金銭的に厳しく破産してしまう方もいるようです。
なので、熟年離婚は事前に準備、計画をしっかりやる事をお勧めします。